左手デバイス入門に!ミヨシのテンキーでRIKCAD作業を効率化|現役ユーザーのレビュー

RIKCAD

RIKCADを使って作業していると、

「この操作、もっと効率よくできないかな?」と感じることが増えてきます。

特に、繰り返し行うショートカット操作やコマンド入力は、

マウスとキーボードの往復で時間も集中力も奪われがちです。

そんなときに検討したいのが「左手デバイス」の導入。

今回は、私がRIKCAD副業を始めた当初に使用していた、

**ミヨシのテンキー(テンキーパッド)**についてレビューします。

RIKCADの左手デバイスとして新たに購入したテンキーを紹介します。

ミヨシ ワイヤレステンキー [TEN24G01]

初心者でも導入しやすい!ミヨシテンキーの特徴

ミヨシのテンキーは、Amazonや家電量販店でも手軽に入手できる安価なデバイスです。

・価格が安く、初期投資が少なく済む

・USB接続でドライバ不要ですぐに使える

・ソフトを使えばショートカットやキー入力を自由に割り当て可能

カスタマイズ機能はありませんが

無料ソフト「PowerToys」などを使って

必要なコマンドをキーに登録することも可能です。

使用感|気になった点と限界

RIKCADはコマンドが多く、マウス中心の操作だけでは効率が落ちてしまいます。

右手にマウス、左手にテンキーという配置にすることで効率アップに貢献してくれます。

ミヨシのテンキーにもデメリットはあります。

・カスタマイズはできない

・物理キーの配置が固定なので柔軟性に欠ける

・カスタマイズするには専用ソフトの知識が必要

ある程度使い込んでいくと、

「もっとキー数が欲しい」「レイヤー切り替えやマクロ機能を使いたい」と欲が出てきました。

副業での作業時間が増え、より効率化を求めるようになってからは、

上位モデルの**ジェイダブルシステムの 左手デバイス**に乗り換えました。

CADオペを始めてから数年が経過して

現在使っている左手デバイスはジェイダブルシステムのプログラマブルキーボードに落ち着いています。

より使いやすく、作業効率アップに貢献してくれています。

RIKCAD用左手デバイスの最適解

RIKCADの左手デバイスとして必須のESC搭載

RIKCADの左手デバイスとして使うには左上に【ESC】が必須です。

CADオペ中の左手は常に【ESC】の上で待機しておきたいからです。

ミヨシのテンキーは左上にESC、さらにSHIFTまで配置されています。

3Dパースをクルクルするときに使うSHIFTも左手デバイスにほしいボタン。

贅沢を言うとSHIFTは親指で押したいので矢印キー付近にほしかったです。

残念ながらキー配列を変更するなどの高機能はありません。

パソコンのPowerToysでキーを変更することはできます。

ただし、RIKCAD以外でもキーが変わってしまうので注意が必要です。

PowerToysではアプリごとのショートカット設定は可能。

テンキーに配列されたキーの中で使いやすい位置でショートカットを検討します。

左手デバイスにほしいキー&ショートカット【一覧】

数字テンキー:数値を左手で入力

ESC:すぐに押しちゃうキー

SHIFT:パースの角度変更に必須

BS:削除や選択を1つ解除など頻繁に使う

TAB:数値入力などないと不便

ALT:現在の設定をコピー

ALT+Ctrl:コピーした設定を貼り付け

スペース:壁もスラブもメッシュも簡単に立ち上げられる

Ctrl+A:全部を選択

Ctrl+Z:元に戻す

Ctrl+C:コピー

Ctrl+V:貼り付け

Ctrl+G:グループ化

Ctrl+@:参照線を全部消去

Ctrl+SHIFT+Z:進める

Ctrl+SHIFT+D:コピーしてドラッグ

SHIFT+H:3Dで選択した素材を2D画面で選択した状態を保持する

左手デバイスにほしいキーを書き出してみたらかなりの数になりました。

テンキーをPowerToysとMouseGestureLでカスタム

PowerToysの中のKeyboard Managerでキーボードの配列を変更します。

テンキーに【F2】と【F4】があるので

【F2】にCtrl+@:参照線を全部消去を割り当てています。

【F4】はエクセル使用時に使うので割り当てを変えていません。

RIKCADだけのショートカット設定として

SHIFT+UP→SHIFT+H:3Dで選択した素材を2D画面で選択した状態を保持する

SHIFT+【F4】→Ctrl+A:全部を選択

SHIFT+【,】→スペース:壁もスラブもメッシュも簡単に立ち上げられる

ショートカットの設定は実際にCADオペ作業をしながら使いやすい場所を探していきます。

MouseGestureLはマウスの右クリックと動かす方向で操作を設定できます。

RBは右ボタンのクリック、LBは左ボタンのクリックの略です。

RB+LB→Ctrl+SHIFT+Z:進める

RB+左にマウス移動→BS:削除や選択を1つ解除など頻繁に使う

RB+右にマウス移動→Ctrl+Z:元に戻す

RB+上にマウス移動→Ctrl+G:グループ化

RB+下にマウス移動→Ctrl+SHIFT+D:コピーしてドラッグ

MouseGestureLは上下左右以外にも斜めなどの設定もできます。

あまりジェスチャーが増えても間違えやすくなりそうで設定してないです。

ミヨシのテンキーではBSやDELが右側によっているので

MouseGestureLの設定でカバーしています。

ちょっとした配置図整理などはマウスだけでできちゃいますよ。

まとめ

RIKCADの左手デバイスにミヨシのテンキーを使ってみた結果

慣れたらかなりの作業効率アップにつながると思います。

文字入力が無ければマウスとテンキーだけでCADオペができるかもしれません。

RIKCADで副業を始めたばかりの方、まだ作業環境に大きな投資をするのが不安な方には、ミヨシのテンキーは最適な左手デバイスです。

「RIKCAD作業をもっと効率化したいけど、いきなり高価な機器を買うのは…」という方にこそ、

まずはこの手軽なテンキーから始めてみることをおすすめします。

そして、より効率化を求めたくなったタイミングで、

私が現在使っている**ジェイダブルシステムの左手デバイス**にステップアップするのがベストな流れです。

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