先日、重い腰を上げてiDeCoの減額変更と、新NISAの積立設定(月5万円)を完了しました。
「よし、これで老後資金はバッチリだ!」と達成感に浸ったのも束の間。
翌日から、猛烈な「退屈」が襲ってきました。
インデックス投資(つみたて投資枠)は、一度設定したら、あとは何もしなくていいのがメリットです。
でも、人間というのは勝手なもので、「何もしなくていい」と言われると不安になるんですね。
「もっとお金を増やしたい」
「何か手を動かしたい」
そんな私の目に飛び込んできたのが、「高配当株ランキング」でした。
配当金という「お小遣い」が欲しくなる
インデックス投資の利益は、再投資されるので手元には入ってきません。数字が増えるだけです。
一方で、高配当株は「チャリン」と現金が入ってくる。
「仕事が暇な時間に、株の勉強をして高配当株を買えば、趣味と実益を兼ねられるんじゃないか?」
「月1万円くらいの少額なら、遊びでやってもいいんじゃないか?」
そんな悪魔のささやきが聞こえてきました。
なぜ私は「踏みとどまった」のか?
結論から言うと、私は高配当株に手を出すのをやめました。
理由は3つあります。
1. 「株の分析」をする時間は、タダではない
「暇だから株の分析をする」と言いますが、その時間は本来、本業(CADオペレーター)のスキルアップや、ブログを書く時間に充てられるはずです。
私の本業の時給と、素人が株を分析して得られるリターン。どう考えても前者の方が高いのです。
2. 個人事業主にとって「退屈」は最高の褒め言葉
私たち個人事業主は、体が資本です。本業で常にプレッシャーに晒されています。
そんな中、資産運用まで「ハラハラドキドキ」してどうするんだ、と気づきました。
投資が「退屈」であるということは、「資産運用に脳のメモリを使わなくていい」ということです。
その空いたメモリは、明日の仕事のために温存しておくべきでした。
3. 「少額ならいい」は負けフラグ
「月1万円なら…」と思って始めても、少し利益が出れば「もっと突っ込めばよかった」と欲が出ます。逆に損をすれば「取り返さなきゃ」と熱くなります。
一度始めたら、気になって仕事中に株価をチェックしてしまうでしょう。
その時点で、私の「時間単価」は暴落します。
暇な時間は、稼ぐ力に使おう
インデックス投資が暇なのは、「お前は本業で稼ぐことに集中しろ」というメッセージだと受け取ることにしました。
もし、投資でスリルを味わいたくなったら?
その時は、新しいガジェットを買ったり、新しいツール(AI)を試したりすることにお金を使います。
その方が、将来的に私の収入(入金力)を増やしてくれるはずですから。
「投資が暇だ」と悩んでいる皆さん。
その退屈こそが、正解の道を進んでいる証拠ですよ。

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