「CADの副業に興味はあるけど、クリエイティブなデザインセンスがないから無理だ…」 もし、そう思って諦めているなら、それはとてももったいないです!
実は、CADの副業にはデザインスキルがほとんど不要な仕事がたくさんあります。
この記事では、かつての私のようにデザインが苦手な方でも在宅で始められるCAD副業の魅力と、具体的な仕事の始め方について、私の実体験を交えて解説します。
【結論】デザイン不要のCAD副業は2種類ある

デザインが苦手な方におすすめのCAD副業には、大きく分けて2つの種類があります。
① 図面をなぞる「トレース」作業
紙やPDFの図面を元に、正確なCADデータを作成する仕事です。まさにCAD副業の基本と言える、ノンデザイナー向けの仕事ですね。
② 図面を立体化する「3Dモデル作成」作業
配置図や平面図といった2D図面を元に、建物の3Dモデルを立ち上げる仕事です。 **実は、私がメインで行っているのもこの作業です。**ハウスメーカーさんなどから2D図面をお預かりして、お客様への提案に使う住宅の3Dパースを作成したりします。
トレース同様、求められるのはデザインセンスではなく、元になる図面を正確に再現する力です。建物の形状はもちろん、外壁の素材やカラーまで指示通りに作図し、時には敷地周辺の状況も再現して、パースにリアリティを加えることも大切な仕事です。
高単価も狙える!「3Dモデル作成」が副業におすすめな3つの理由

2Dのトレース作業も素晴らしい第一歩ですが、私は特に「3Dモデル作成」をおすすめしています。その理由は3つあります。
専門性が高く、高単価を狙いやすい
一般的な2DCADではなく専用の3DCADソフトを使う必要があるため、その分スキルを持つ人材の価値も高くなります。 私自身、このスキルのおかげで時給833円の状態から抜け出すことができました。
完成した時の達成感が大きい
2Dの図面が自分の手で立体的な建物になっていく過程は、パズルのようで非常に面白いです。完成したパースがお客様に喜んでもらえた時の達成感は、2Dトレースとはまた違った格別なものがあります。
今後の建築業界でさらに需要が高まる
建物の情報を3Dで管理する考え方(BIM/CIM)が主流になる中、3D作図スキルは今後ますます重宝されます。 副業で始めたスキルが、将来のキャリアを支える資産になる可能性も十分にあります。
【実践】具体的な仕事の探し方

では、どうやって仕事を探すのか。基本はクラウドソーシングサイト(クラウドワークス、ランサーズなど)です。サイト内で「CAD トレース」「図面 修正」「PDF CAD化」といったキーワードで検索してみましょう。3Dの経験があるなら、**「CAD 3Dモデル作成」や、ご自身の使えるソフト名(例:「RIKCAD」)**で探してみるのもおすすめです。
【体験談】未経験ソフトで始めた私のケース
私の場合、最初の仕事は知り合いからの紹介でした。 しかも、使ったことのない「RIKCAD」への挑戦だったので、すぐには稼げず、練習期間が必要でした。 もし基本的なCAD操作や3DCADの立体化の経験があれば、初めて触るソフトでも比較的短時間で慣れることができるはずです。
【必須】必要なスキルと道具

- スキル:基本的なCADソフトの操作経験があれば有利です。 AutoCADやJw_cadなどの経験があれば、他のソフトにも応用が効きます。3DCADソフトの操作経験があればさらに良いです。SkechUpやFusionなどの3Dに立ち上げるという感覚が重宝します。
- 道具:快適に作業できるスペックのPCが必須です。 特に3DCADはPCの性能が作業効率に直結します。メーカー推奨スペックを満たすのはもちろん、
メモリは余裕を持たせる(例:推奨16GBなら32GBにする)と、動作が格段にスムーズになりますよ。
→「PC選びに迷ったら、こちらの記事を参考にしてみてください。」
RIKCAD推奨スペックと快適作業環境|パソコン・周辺機器を現役ユーザーが解説
まとめ
CAD副業は、デザインセンスがなくても始められます。 今回ご紹介した「トレース」や「3Dモデル作成」は、正確な作業が得意な方にとって最高の入り口です。
まずはクラウドソーシングで小さな案件から挑戦してみましょう。
そして、作業に慣れてきたら、次に考えるべきは「いかに速く正確にこなすか」という効率化です。 それが、あなたの時給を上げていくための最も重要な鍵になります。
→「CADの作業効率を上げる具体的な方法は、こちらの記事で紹介しています
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