RIKCAD推奨スペックと快適作業環境|パソコン・周辺機器を現役ユーザーが解説

RIKCAD

RIKCADを使って在宅で副業を始めたい、

もしくは現在作業しているけれど「動作が重い」「目が疲れる」「操作が面倒」といった悩みを抱えていませんか?

実は、快適な作業環境はパソコンのスペックだけでなく、

モニターやマウス、さらには左手デバイスなど、周辺機器すべてに左右されます。

この記事では、2022年からRIKCAD副業を始めた私自身が実際に使用している作業環境を元に、

「RIKCAD 推奨スペック」をテーマに、具体的なパソコン構成からおすすめのモニター、マウス、

左手デバイス、その他のCAD周辺機器まで一括でご紹介します。

これからRIKCAD環境を整えようとしている方にとって、

この記事を読めば必要な設備や選び方の基準が明確になるはずです。

また私が依頼されているRIKCADの案件は、高度な処理性能を要するレンダリングなどを行っていません。

作業する案件によっては私の作業環境では快適に作業できないこともあります。

RIKCAD作業に必要な環境とは?|推奨スペックと快適性を両立するために

RIKCADのような3DCADソフトは、パソコンのスペックに大きく依存します。

特に3D描画や複数ファイルを扱う場合、低スペックなパソコンではソフトが落ちたり、

動作がカクついたりといったトラブルが頻発します。

また、快適に作業するにはモニターの解像度やサイズも重要です。

さらに、CADオペレーターとして長時間作業を行う場合、入力デバイスや座席環境までが作業効率と直結します。

マウスや左手デバイスの工夫ひとつで、ショートカット操作や画面移動がスムーズになり、作業時間の短縮につながります。

このように、RIKCAD作業を快適に行うためには、ソフトに最適化されたハードウェア環境が不可欠です。

初心者ほど「スペックの基準がわからない」と悩むことが多いですが、

この記事を通して一つひとつ整理すれば、自分に合った環境構築ができるはずです。

高速処理に必須のパソコンスペック

パソコンスペック

RIKCADは2D・3D両方の機能を備えたCADソフトのため、

パソコンの処理能力が非常に重要です。動作が重いと作業効率が下がり、時間もストレスも増えてしまいます。

では、RIKCADに適したスペックとはどの程度でしょうか?

結論から言えば、

CPUはIntel Core i7以上/AMD Ryzen7以上

メモリは最低16GB(RIKCAD12は32GB以上推奨)

グラフィックボードはNVIDIA社製グラフィックチップ搭載カードでビデオメモリ6GB以上(RIKCAD12では6GB以上が必須)

最新の動作環境は公式ページを参照してください。

RIKCAD動作環境の公式ページはこちら

これにより、図面の表示や3Dモデルの回転・移動もスムーズになります。

CAD用途では、一般的な事務用パソコンでは性能が足りないことが多いため、

作業専用としてスペックを見直すことをおすすめします。

私の作業環境は、そこまで高性能ではありません。

ASUSーTUF17 Windows10 home
CPU:11th Gen Intel(R) Core(TM) i9-11900H @ 2.50GHz

メモリ:16GB

グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU (6 GB)

推奨されているギリギリの性能です。

また最新版のRIKCADを使用しない場合にはWindows11やCPUのAMD Ryzen使用を推奨されていないこともあります。

大画面で快適操作!デュアルモニターの活用

パソコン作業環境

RIKCAD作業においてモニター環境も非常に大切です。

図面を細かく確認したり、部品リストなどを同時に表示するためには、画面の広さが求められます。

モニターはサイズ・解像度だけでなく、目への負担を考慮してノングレアタイプを選ぶのがポイントです。

私自身は27インチWQHDモニター(2560×1440)を1枚、

23インチFHD(1920×1080)を1枚、

ノートパソコン本体の17インチモニターを並べて使用しています。

27インチをRIKCAD作業のメインモニターとして正面に配置しています。

23インチは図面などの資料に使っています。

ノートパソコン本体はGoogleMapなどを表示して現地の状況などを確認しながら作業を行っています。

これにより、画面の切り替えによるストレスが大幅に軽減されましたが、

3枚のモニターを並べると140㎝のデスクいっぱいに広がってしまいます。

都度、顔を左右に振らないとすべてを見渡すことはできない点はデメリットです。

それでもCADオペレーターにとって視認性は生産性に直結します。

自身にとって快適なモニター環境を整えることは大事です。

操作性に直結!作業しやすいマウス選び

マウス

CAD操作では、一般的なマウスよりも作業効率を考慮したマウス選びが重要です。

特に、ショートカット機能を持つ多ボタンマウスは、RIKCADとの相性が良いです。

私が使用しているのはロジクールのM590です。

比較的に安価なマウスですが、ホイールのチルト機能や戻る・進むボタンなどカスタマイズ可能なボタンを搭載しています。

これにより、作業の手数が減り、疲労軽減にもつながっています。

ロジクールのマウスは専用のアプリでカスタマイズ可能なので作業効率アップに重宝しています。

マウスは「使いやすさ」「操作性」「手の形へのフィット感」を重視して選びましょう。

3DCADオペレーターに人気のトラックボールマウスも試しましたが、

3D画面での操作感にどうしてもなれることができませんでした。

さらに操作性をアップさせるために、マウスジェスチャーLというWindowsアプリで

ジェスチャー機能を追加してM590を使用しています。

右クリックとフリックの操作でさまざまな操作をカスタマイズ可能です。

比較的安価なマウスを使い倒したい方にはおすすめです。

作業効率が劇的に変わる!左手デバイスの導入

CAD作業をさらに効率的に進めたいなら、左手デバイスの導入も非常におすすめです。

私が使っているのはジェイダブルシステムのMKBJシリーズというデバイスです。

35キーすべてにコマンドをカスタマイズ可能なキーボード型です。

RIKCADでは頻繁に使うコマンドが多く、キーボードショートカットだけでは手間がかかる場面も多いです。

左手デバイスを導入することで、作業の流れが途切れにくくなります。

35キーすべてをカスタマイズすることで、ショートカットキーやコマンドだけでなく

左手デバイスだけでテンキーの操作も可能になります。

右手はマウス、左手でキー操作が可能になるので集中力を保ったまま作業ができます。

導入費用は1万円前後かかってしまいますが、投資価値は十分です。

安定した作業環境に不可欠なその他周辺機器

CAD作業では、その他の周辺機器にも目を向ける必要があります。

「デスク」、「チェアー」、「キーボード」、「デスクライト」です。

デスクは腰痛対策として電動昇降デスクを使用しています。

昇降デスクを導入しても結局座って作業することが多く、機能を使う頻度が少ないと言われます。

私の場合には腰痛が悪化していることもあり、ほどんど立って作業しています。

何万円もする高額な昇降デスクではなく、1万円代で購入できる安価なデスクですが快適です。

【昇降デスクレビュー】DOWINX1万円代の安い昇降デスクを買ってみた!

チェアーはニトリのワークチェア【リカルド】を使用しています。

座り心地も良く、PUレザーですが高級感があって気に入っています。

残念ながら、最近では立って作業していますので、使用頻度は低いです。

キーボードは左手デバイスとの相性を考慮してMicrosoft Designer Compact Keyboardを使用していた時期もあります。 

ノートパソコンのような打鍵感で長時間の作業でも疲れにくかったです。

現在では中古で購入した安価なメカニカルキーボードを使用しています。

キーボードの使用回数が左手デバイスのおかげで少ないのであまりこだわっていません。

デスクライトは画面上部から照らしてくれることで、資料に影がかからず快適です。

こちらも3000円程度で購入できるデスクライトを使用しています。

これらの設備が整っていることで、RIKCADの副業作業がより快適になっています。

作業環境の総まとめ|RIKCAD推奨スペックで効率アップ

これまで紹介したように、RIKCADを使った副業で快適かつ効率的に作業するには、

パソコンやモニターだけでなく、周辺機器の整備が欠かせません。

私の経験では、環境を整えることが作業時間の短縮やストレス軽減につながり、副業として継続する上で非常に重要です。

RIKCAD推奨スペックに合った環境を整えれば、集中力が持続し、

クオリティの高い成果物も安定して納品できるようになります。

まずは、モニターの追加やマウスの買い替えといった手軽な部分から始め、作業効率を体感するのがオススメです。

その後、予算に応じてパソコン本体の買い替えを検討してみましょう。


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